単調な生活とちょっといいこと

今週のお題「最近あったちょっといいこと」

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変化に乏しい生活を送っているのに、最近あったことも、ちょっといいこともすぐに忘れてしまう。刺激的でイベント尽くめな毎日なら、楽しいことも(苦しいことも?)次々に起こるはずだから、とても全部は覚えていられないということにもなるんだろうけど。起伏の少ない道を歩いているのだから、小さい凸凹も覚えておかないと、ほんと何の思い出もない人生になってしまうのではないだろうか。

ちょっとよかったことを思い出してみる。

・最寄り駅の駅ビルで買い物をした。部屋着がへたってきたので新しいものを購入したのだ。手ごろな商品をもってレジに行って支払いをしてポイントカードを出した。ポイントカードとレシートを受け取り、金額を確かめたらレシートのポイントがやたらたくさんついていた。店員の女性に「これポイント間違ってませんか?」と聞いたら「年末感謝祭でポイント10倍なんですよ」と笑顔で言われた。「そうなんですか。え、10倍?」「はい、今日だけ10倍なんです」10倍しても200円ぐらいなんだけど、10倍って言葉の響きが力強い。とてもうれしかった。

・予約していた病院に向かっている途中に、とおりかかった家の庭の竹垣からのぞいている梅の枝からカサカサ音がするので、何だろうと思って見てみたら、目白が枝の間を行ったり来たりしていた。梅に鶯ではなくて梅に鶯色の目白である。それにしてもあの鮮やかな黄緑色をなんで鶯色というのだろう。どう考えても目白色だと思うのだけど。目白はあの色ももちろんだが、目の周りの白い輪っかや、小ぶりでふっくらした形がとても可愛いらしいので、見かけると得した気持ちになる。

・八百屋でミカン一袋(だいたい8個くらい入っている)398円を買って、家でおやつに食べながら、これっぽちだとすぐ食べきっちゃうんだよな、箱で買おうかな、でも持って帰るの大変だし、ネットで買うか、などと考えていたら、宅配便で親戚からミカンが箱で届いた。ものすごくびっくりした。志賀直哉の『盲亀浮木』を思い出して、「もうきふぼく!!」とすごくでかい声で言ってしまった。そばにいた夫に「は??」と言われた。

ちょっといいことって結構あるものだ。ちゃんと意識して生活しないとだめだな。

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分刻みに 祝福受ける 晴れた午後